top of page

お買い上げ頂いたボールパイソンの飼育について

分からない事はお気軽にお問い合わせ下さい

ラインID: ikimonoyakikuya

電話: 080-3287-8463

飼育温度

育成個体は33~35度をキープして30度以下に

ならないように気を付けます。

菊家で繁殖をする時の親個体のクーリング温度は常時25度設定にしています。

オスがヒートしない時は短時間だけ強めのクーリングを行います。

 

湿度

60%以上を保ち脱皮不全が起きない様にします。

湿度を上げる時は霧吹きを利用します。

冬場などの乾燥時期の脱皮の時に湿度を上げる時は

30度程度のぬるま湯をペットシーツに適量撒きます。

エサの種類
マウス(ハツカネズミ)
ラット(ドブネズミ)

モルモット(テンジクネズミ)

エサの大きさ(太さ)
ヘビの胴体の一番太い部分とエサの一番太い部分が同じ位の太さのエサを使います。
エサが大きすぎると消化不良を起こしたり吐き戻しをします。
小さすぎるとエサに対する反応が悪く食べなかったり

栄養が足りず痩せてしまいます。

エサを与える頻度
与えるエサの大きさにより1週間に1回~2回ですが
必ず生体観察を行いお腹の中のエサの消化が終わり

お腹の太さが元に戻ったら次の餌を与えてても大丈夫です。

エサを与えた翌日以降にお腹が黒ずんだり

異常な膨張をした場合は消化不良の恐れがあります。
その場合は代謝を上げ消化を促進するために発熱温度が低めの

プレートヒーターをケージ全体に敷いて体全体を強制的に温めて下さい。

エサの解凍
エサを解凍する際は腐敗を防ぐ為まず水で解凍し

餌のお腹の中まで解凍出来たら40℃程度のお湯で湯煎をします。
50℃以上の高温で湯煎するとマウスが煮えてしまい

エサのお腹の皮膚が破れて内臓が飛び出す事があります。
特にピンクマウスは皮膚が薄い為気を付けてください。
また高温で湯煎された物を熱い状態のまま与えるとヘビが驚いて

エサを離してしまったり食べなくなる事があります。

拒食の原因
ハンドリング、飼育環境、怪我、病気、脱皮、季節的な影響等の

様々な要因によりヘビがエサを食べなくなる事があります。
 

拒食の原因で1番多いのは飼育環境です。
置き場所が悪くケージに床からの振動が伝わる、

ケージ大きすぎる、シェルターが無い、シェルターが大きすぎる

乾燥している、ケージが透明でヘビから周りが見渡せる環境などです。

これらが一つでも当てはまる飼育環境の場合改善が必要です。

飼育ケージの床面積の大きさはヘビのトグロを巻いた大きさの3倍程度まで

高さは15cm程度までとしケージの壁は半透明や不透明な物を使って下さい。
透明なケージを用意した場合には、ケージに布を掛ける、

発泡スチロール箱や段ボール箱にケージごと入れる、

ケージにフィルムを張るなどヘビから周りが見えない様に工夫して下さい。

特に臆病な個体にはヘビ専用のシェルターを入れてください。

シェルターはなるべく小さな物を用意し
表面がゴツゴツした物は使わないで下さい。
脱皮の際に体を擦り付けて怪我をする事があります。

 

厳寒期には温度設定を35度にし夜間等の急な冷え込みに注意して下さい。

温室等の設備が無い方は簡易的に発泡スチロール箱等に入れ

温度を一定に保てるよう工夫してください。

水入れの大きさ
ヘビは変温動物ですので水に入る事により体温が下がると

代謝が落ちエサ食いが落ちる事が有ります。
育成個体において少しでもエサ食いを良くしたい時は

身体が入らないサイズの小さな水入れを使って下さい。
脱皮不全については脱皮時に空間湿度の管理がしっかり出来ていれば

大きな水入れを使う必要はありません。

通気性の良いケージの場合はゴムマットやラップ等で通気孔を塞いでください。
目が白くなり脱皮が始まったらペットシーツへ水を撒き湿度を上げてください。
または脱皮時のみ体の入る大きさの水入れを使ってください。

繁殖を行っている場合はクーリングを促進させる為

全身が入る大きさのステンレス製の重い水入れを使います。


清潔な環境
飼育容器や器材は中性洗剤で洗い次亜塩素酸消毒液をスプレーして殺菌します。
掃除や消毒を怠ると皮膚病やマウスロット(口内炎)など様々な病気になります。
常に清潔な環境を心掛けてください。


新規導入個体は新しい環境に慣れるまでエサを食べない事が

多々有りますのでその場合は、尿や尿酸などある程度軽微な汚れはそのまま放置し

蛇に対し見ない触らない近寄らない振動を与えない様にして下さい。
ただし糞をした場合はすぐ掃除をして下さい。



怪我や病気

脱皮の際にケージ内に突起物があると皮膚が引っ掛かり皮が剥ける事が有ります。
突起が多かったり角やエッジの鋭いロックシェルターや
切り口の有る

タッパーなどを使用しないで下さい。
もし皮膚が剥けてしまった場合には清潔な環境で飼育し
薬局などに

売っている抗生物質入りの軟膏を塗ります。
症状が酷い場合にはすぐに動物病院へ行ってください。


マウスロット、口の外傷による怪我
エサを与える際にヘビがアタックを失敗し壁に当たったり

状態の悪いピンセットを使ったりすると口腔内に怪我をする事が有ります。
怪我をすると口内炎を引き起こす事が有ります。

これをマウスロットと言います。

清潔な環境で飼育していれば自然に治ります。
症状が改善しない場合は動物病院へ行ってください。


※ヨダレについて
脱皮の時期は極少量の粘度の低いヨダレを出します。
マウスロット(外傷)もヨダレを出します。

ヨダレで要注意して頂きたいのは2週間以上続き
ケージの壁に線状にヨダレをこすり付けた後が有る場合
口の中に泡状のヨダレやタンの様に白く固まったヨダレが有る場合

粘度が高く粘り気のあるヨダレが有る場合

これらは
ウイルス性の感染性の恐れがあります!
ヨダレを発見した時はすぐに個体を隔離をし他の個体との接触を避け飼育器材

飼育器材の洗い場、飼育場所を他の生体と共有しない様にして下さい。

現在ボールパイソンのウイルス感染症の治療薬はありません。

治療薬が無いという事は動物病院でも治りません。
一度感染症になった個体は外見的な症状が収まっても完治せず

ウイルスキャリアーになっていますので感染源となりうる為

厳重な個別管理が必要です。

空気感染をしたという情報はありませんので接触感染であると思われます。

 

ヨダレが出た個体を絶対に他の生体と接触させないで下さい。
 

人間や飼育器材による接触感染を防ぐ必要があります。
生体に触れたら必ず殺菌石鹸で手を洗い
飼育器材は中性洗剤で洗い消毒は次亜塩素酸消毒液などの

塩素系の物で行います。アルコール消毒は効果が有りません。


生体を新規導入した場合

必ずヘビの口をピンセットなどで開けて

固まったヨダレ、粘着質のヨダレ、泡状のヨダレが無いか

厳重にチェックしてください。

1か月程度は生体のチェックを厳重にし

他の生体との隔離飼育をして接触を避けて下さい。


 

日頃から生体観察をしっかり行い

1頭触ったら手洗いをし、飼育器材の消毒を常に心がけるようにして下さい。


※菊家で販売するボールパイソンは

全個体を厳重にチェックし

菊家から感染症の疑いがある個体を

絶対に出さない様にしております。
それでも万が一菊家で購入した生体が1週間以内に

感染症の疑いのあるヨダレを出した場合は

継続飼育の希望が有っても

即時返品をして頂き全額返金をしております。


ボールパイソンの感染症の拡大を防ぐ為

皆様のご協力をお願い致します!
 

bottom of page